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子育て 年齢別特徴 <5歳頃>

どうして教えてくれなかったの?発達過程<5歳頃>

子供達が健康に楽しく遊べる方法


「発達過程」という言葉をご存知ですか?子供の身体と心が、どのように育つのかを、大まかに示したものです。保育士などの資格取得の際には必ず勉強する科目です。子供の成長は十人十色。もちろん、この通りには行きませんが、大まかな流れを把握することで、子育てに対する不安の解消、親の心のゆとりにつながります。是非「発達過程」を学び、子育てを楽しく、笑顔で過ごしましょう。

今回は5歳頃の発達についてお伝えします。
 


【目的のある集団行動】


5歳を過ぎると、仲間との目的のある集団行動をするようになります。物事を対比する能力が育ち、時間や空間などの認識能力が育ちます。そして、少し先を見通しながら目的を持った活動を友達と行うようになります。
仲間の存在がますます重要になり、目的に向かって楽しく活動するためには、それぞれが役割を果たし、決まりを守ることが大切であることを実感していきます。
こういった集団活動の中で、言葉による伝達や対話の必要性が増大し、仲間との話し合いを繰り返しながら自分の思いや考えを伝える力や相手の話を聞く力を身に付けていきます。
主張のぶつかり合いやけんかが起きても、すぐに大人に頼らず、自分たちで解決しようとする姿が見られるようになります。その結果、仲間の中で新たな目的が生じ、それぞれの子どもの役割に変化や発展が見られるなど、集団としての機能が高まっていきます。


【思考力の芽生え】


子どもはそれまでの経験や日々の生活を通して、自分なりに考え、納得のいく理由で物事の判断ができる基礎を培っていきます。
また、納得できないことに対して反発したり、言葉を使って調整するなどの力が芽生えます。
自分の意図が伝わらず仲間から批判されたり、悔しい思いを経験したりすることもありますが、そうした経験が子どもの思考力の基礎を育てます。

そして、自ら考えながら、自分の気持ちを分かりやすく表現したり、相手の気持ちを聞く力が育つことを通して、子どもは、次第に相手を許したり認めたりする社会生活に必要な基本的な力を身に付けるようになります。


【仲間の中の人としての自覚】


集団での活動の高まりとともに、子どもは仲間の中で様々な葛藤を体験しながら成長します。そして一人一人の成長が集団の活動を活発なものに変化させ、そのことにより、個々の子どもの成長が促されていきます。
子どもは次第に仲間が必要であることを実感し、仲間の中の一人としての自覚が生まれ、自分への自信と友達への親しみや信頼感を高めていきます。

どうでしたか?
5歳児は、集団での社会性や、集団行動を通して思考力が身に付く時期です。

なんとなく知っている、イメージは出来る方でも、はっきりとテキストになっているのを見て安心した、や確信できた方もいるのではないでしょうか?
次回は6歳児頃のお子様の特徴についてお伝えします。
「専門知識」である「発達過程」を学び、子育てを安全に健やかに、そして心に余裕を持って楽しみましょう。



 
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