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ピルの種類や特徴 保険適用の有無
ピルの種類や違い・特徴や保険適用の有無一覧
どうしても生理痛が辛い・・・助けて!!ピルは気になるけど、なかなか飲む勇気が出ない。そんなあなたに、ピルの種類や違い、特徴や保険適用の有無まで詳しくお伝えします。数あるピルの中から、ご自身にあうものを探しましょう。
<目次>
世代ごとのピルの違い
ピルの黄体ホルモンとアンドロゲン(男性ホルモン)
1相性と3相性のピルの違い
目的別おすすめピル
保険適用のピル
ピルによる心の変化
世代ごとのピルの違い
ピルの種類一覧
ピルは開発された順番により第一世代〜第四世代に分けられています、この1〜4世代の違いは主に利用されている黄体ホルモンにあります。この黄体ホルモンの性質の違いはアンドロゲン(男性ホルモン)作用の強弱にあるようです。第一世代が一番強く、改良されるごとにこのアンドロゲン作用が少ないもの、または抗アンドロゲン作用のあるものと改良されてきました。アンドロゲン(男性ホルモン)作用とは体重増加・ニキビ・多毛などの原因となる作用のことです。とは言ってもピルのホルモンは超低容量なので、副作用が現れることはどのお薬でも少なく開発されています。
ピル第一世代(ノルエチステロン)
ピル第二世代(レボノルゲストレル)
ピル第三世代(デソゲストレル)
ピル第四世代(ドロスピレノン)
1相性と3相性のピルの違いと
また、第二世代の大きな特徴としては、3相性と言ってホルモン量が3段階に分かれていると言うことです。これは自然な状態でのホルモン量の推移に似せて作られており、体への負担が少ないと言われています。また、ホルモン量を細かく調整していることから、1ヶ月あたりの全体料を抑えることもできます。しかし、生理を減らしたい、PMSがきつい方には安定したホルモン量を保てる1層式がおすすめとされています。避妊だけが目的であれば、副作用の少ない3層式がおすすめとされています。
目的別おすすめのピル
避妊をしたい時おすすめのピル
アンジュ・トリキュラー・ラベルフィーユがおすすめです。先程お伝えした通り、3層式で体への負担が少なく、不正出血も起こりにくいのが特徴。また、性欲の減退も少ないようです。
ニキビ・多毛症におすすめのピル
マーベロン・ファボワールがおすすめです。この第三世代のピルはアンドロゲン(男性ホルモン)の作用抑制効果が高いことが特徴です。それでも改善が見られないのであれば、ヤーズに変更するのもいいでしょう。しかしヤーズ保険適用のため少し規制があります。
PMSの改善におすすめピル
ヤーズ・ヤーズフレックスです。PMSのエビデンスが出ているのはこのヤーズだけです。しかしどのピルを飲んでもPMSは改善される傾向にあります。ご自身にあったピルを相談し、試してみることが大切です。保険適用のピル
ピルには生理痛に効果のあるもの、子宮内膜症に効果のあるものもあります。このため日本では治療薬として認可されたピルがあります。あくまでも保険での処方は治療目的であること。また治療目的のためしっかりと検査・診断を受ける必要があります。実費でのピルは6ヶ月までの処方ですが、保険適用のピルは3ヶ月までの処方であり、院内処方が少なく調剤薬局でもらう必要があるなど少し面倒なこともあります。保険適用のピルの料金は?
保険適用のピルは実費のピルの料金とほとんど変わりません。むしろ、少しだけ高くなります。これはピル代に再診療や超材料が含まれるからです。保険適用のピル 実例
ルナベル・フリウェルU L D・ジェミーナ・ヤーズ・ヤーズフレックスなどがあります。1シート2,000円〜3,000円程度です。
ピルによる心の変化
ピルはホルモンバランスを整えます。そのためPMSや月経不順・生理痛など効果的です。しかし、個人のホルモンバランスと異なるホルモンバランスにすることでもあります。そのため、PMSが改善する人もいれば、気分が落ち込みやすくなったと感じる人も、また性欲の減退や、やる気が出ないという方もいます。そんな時は、先生に相談し違うピルを試してみましょう。ピルは飲み始めてから3ヶ月ほどで症状が落ち着きます。自分だけで判断するのではなく、周囲の人に観察してもらうのも一つの手段です。自分の体にあったピルを選びましょう。関連記事はこちらから