コラム

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昔の子育てと今の子育ての違い

今と昔の子育ての違い

子育てを始めると、意外と問題になるのが子育てのジェネレーションギャップ。良かれと思って行ってくれている助言が、時代遅れ…。伝えるに伝えられない、なんてことはよくある話ですよね。
お婆さんと子供


今回は現代の子育てと、昔の常識をわかりやすく考えていきましょう。このような声は多いよう、各市町村などもHPなどで発信しています。子育ては進化します。その時代に沿った子育て方法で、みんなで助け合った子育てをしていきましょう。


<目次>

・妊娠中のご飯

・妊娠中の仕事

・里帰り

・子どもとの関わり

 

<妊娠中のご飯>

ご飯
「つわりが辛くても赤ちゃんのために食べないとね」「しっかり2人分食べなきゃ」食糧が少なかった時代のなごりか、今も多くの妊婦さんが言われる言葉です。二人分食べる必要はなだそうだけど…どれぐらい栄養が必要なの?現代の医療での基準を確認しましょう。


妊婦に必要なカロリー


 ・妊娠初期は胎児がまだ小さく、必要なカロリーはほぼありません。通常通りの食生活で問題ありません。妊娠初期はつわりが辛い時期でもあります。無理してたくさん食べず、食べられる時に、食べられるものを口に入れましょう。
 ・妊娠後期(8ヶ月〜10ヶ月)になると、胎児も大きくなる時期です。それに伴いカロリーも必要になってきます。この時期に、通常以上に必要とされているカロリーは500キロカロリーです。ご飯1杯(140g)が240キロカロリーですので約2杯程度。これはあくまでも参考です。様々な食材からバランスよく栄養を補給しましょう。またこの時期は自然と食欲が増えます。無理のない範囲でカロリーコントロールをしましょう。
 

推奨されている体重増加量


やせ気味(IBM18.5未満)の人は、300g~500g/週とされています。標準(IBM18.5~25.0未満)の人は300g~500g/週とされています。トータルではやせ気味の人は9~12Kg、標準の人は7~12Kgとされています。



カフェイン・生もの問題


「気にしすぎよ」「昔は食べていたし大丈夫よ」など言われることも多いのでは?
カフェインには、血管収縮作用があり、大量摂取は胎児に影響があります。しかし、1日に紅茶なら2~3杯、コーヒーなら1~2杯は問題ありません。適切な量を守ってストレスにならないようにコントロールしましょう。また、生ものにはトキゾプラズマやリステリア菌などがいる事があります。また、食中毒が心配な刺身、寿司、魚卵などには注意しましょう。



<妊娠中の仕事>

女性 仕事
昔では想像も出来なかった?妊娠中の仕事。
妊娠をしたからと言って、家に居れる訳ではないのが現代のお母さん。仕事を続けている妊婦さんには様々なストレスが重くのしかかります。


 ・つわりと仕事 妊娠初期はつわりが辛い。しかし、職場に報告するのは安定期に入ってからという人も多く、職場で理解されないままつわりを乗り越えるという人も多いようです。職種によっては融通が効かないことも、そんな時は無理せず、職場に報告することも考えましょう。

 ・周囲の理解 仕事の調整や、場合によっては勤務時間の短縮などをする場合も。職場の人に理解してもらうのはこまめに状況を報告するのは大変。



<里帰り>

田舎の写真
昔はメジャーだった里帰り出産も、現在では少なくなっています。その理由は、実家の両親もまだまだ現役で働いていて、頼る事が出来ない家庭が多い。というものです。出産直後の一番大変な時に、一人で子育てをするというのは現代のお母さん特有の育児の一面です。
 

<子どもとの関わり>

家族の写真

昔は兄弟なども多く、またご近所との交流も盛んでした。地域の小さい子どもの子守りをしたり、兄弟の子育ての手伝いを経験しながら育ち、子供とふれる機会も多くありました。
しかし、現代ではその環境が崩れ、初めて子どもを抱っこするのが我が子という親御さんも多くなりました。初めての子どもとの関わりに、不安いっぱいになるのはごく当たり前のことです。


子育ての常識は時代の流れと伴に大きく変化します。そして、お母さんの子育て環境も大きく変化します。
その時代に合わせた「子育て方法」で無理なく、みんなで助け合いながら、子育てを楽しみましょう。

 
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